by佐久間

昨日の練習後の話です。

「さて、私が大きい声を出すからみんなが萎縮するのでしょうか?
みんなが萎縮してるから私の声が大きくなるのでしょうか?」

この質問にふーこだけが前者だと答えました。
なかなかユニークな性格です。

わたしの父はとても厳しく怖い人でした。
どのくらい怖いかと言うと、
2つ下の妹が小さい時は父の怒鳴り声に粗相をしてしまうほどでした。

私はどちらかというとおとなしく手のかからない子で、
妹は活発で行動的な性格でした。
その分父と衝突する事も多かったのでしょう。

高度経済成長期を働き盛りで生きてきた父は、
当時はとても横柄でその言動に傷つく事もしばしばでしたが、
自信にあふれ頼もしくもありました。
私の怒り方はたぶん父に似ているのだと思います。
それでも卒業生にはずいぶん丸くなったと言われるのですが…(苦笑)

もっとも私の場合は怒ってるというより、
伝えることに一生懸命になりすぎると声が大きくなっていきます。
現役には怖く厳しい声も卒業生には懐かしく聞こえるのでしょう。

さてさて、
怖すぎると頭や心に入っていかないのは当然のこと。
どうやって伝えるか…
時間との戦いです。